飛騨市は「木の国・山の国」と言われる岐阜県にあって第二位の森林率(93.5%)を誇り、非常に豊富な森林資源を有しています。とりわけ広葉樹の資源量は圧倒的で、県内の中でも群を抜いており、飛騨市の大きな特徴となっています。
こうした背景から、飛騨市は平成27年度から「広葉樹のまちづくり」を政策に掲げ、広葉樹の高付加価値化と広葉樹林業を基軸とした持続可能なまちづくりを全国の自治体に先駆けて実施しています。令和2年度には、川上~川中~川下の関係事業者17社と行政で「飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアム」を設立し、飛騨市独自の広葉樹サプライチェーン構築が実現しました。
現在、コンソーシアムを中心に、「伐採地まで特定できる高いトレーサビリティ」、「広葉樹の特徴を最大限活かす企画提案力」、「持続可能な資源利用に必要な仕組みの確立」の3点を武器に飛騨産広葉樹の供給(販売)に取り組んでいます。