本町では、平成28年度に白鷹町森林再生基金条例を制定し、植林、育林、伐採、利用までを循環させる「緑の循環システム」を構築すべく、川上から川下まで、トータルでの対策を講じているところであり、これまで、各公共施設の整備の際に、行政が率先して木材を活用しつつ、民間事業者の取組の後押しもしてきた。
また、同年度、本町内に「おきたま木材乾燥センター株式会社」が設立されたところ。木材乾燥機、自動四面かんな盤、グレーディング機が完備された、安定した町産材の供給に必要不可欠な施設となっており、JAS機械等級区分構造材生産工場として、町産材の高付加価値化や供給増加に寄与している。
令和元年度には、本町内に民間による「おきたまチップセンター株式会社」が設立され、品質の安定した木材チップの供給が実現されているところ。本町のまちづくり複合施設の木質バイオマスボイラーのほか、町外施設などにも広域利用されている。