古殿町は面積の8割を森林が占め、民有林の7割はスギ人工林というスギの産地で、以前より県内はじめ関東地方などへも古殿杉を供給しておりました。平成28年度には町有林において森林認証を取得したところで、これからも労働者の安全と自然環境保全に配慮した森林管理を推進していきます。
古殿杉について品質を調査するため実大破壊試験などを実施したところ、剛性の優れた(機械等級E90以上)木材の出現率が高いということが判明しました。これを古殿杉の強みとし、他産地のスギ材では真似のできない使い方などを生み出していきたいと考えます。
この他、高温式の木材乾燥機と異なり、35度という低温で乾燥させるため木材の強度や色味・香りなどを失わせることのないバイオ乾燥機を町として導入しており、高品質な木材生産を目指しております。