豊富な森林資源を有する西条市では、「木製都市構想」を掲げ、森林資源の活用や人材育成に積極的に取り組んでおります。
交流協定を結んでいる大学等との能動的な連携では、定期的にゼミナールを開催しており、これは市内外の業者と情報を共有する新たな創造の場としての役割を担っています。
木材の活用としては、地域材を用いた稼働住具「MoVaCo」、普段は遊具だが災害時に園児が逃げ込める木製の「こどもシェルター」など、新商品の開発を進めています。
また、平成18年度から木製ダムの調査研究事業に取り組んでおり、現在までに13基の木製ダムを設置しました。今年度は、新たに1基のダムを設置する予定です。これまでの実績により、「間伐材の有効活用」や「山の保全」、「防災」といった木製ダムの持つ優れた機能が立証されており、今後も木製ダムの普及を推進していきます。