三好市は、総面積の90%が森林であり、その森林は戦後植林された杉・檜がほとんどであり、植林後50・60年となり木材として使える時期を迎えています。
また、ブランド化を図るために徳島県産のスギに付けられた「徳島すぎ」は耐久性に優れ、その香りや手触り、木目などは、人に心地よさを与えることが、研究で明らかにされてきており、全国へと販売展開されています。徳島県の温暖多雨の気候と地質から、スギの適地が多かったことに加え、人々の生活や生産活動が関連し、スギ植林地が拡大してきたのだと考えられています。
こうした現状・特色を生かし、これまでの木を育てる時代から木を伐採・搬出して木材を利用する時代への転機、木材を利用しての町づくりをスタートし、雇用拡大を目的に木材利用を中心とした林業振興施策を推進していきたいと考えております。